対象のLED照明器具を購入すると、様々な電子マネーやポイントと交換できる「ひろしまLED照明器具購入応援キャンペーン」。
購入窓口となる店舗側と利用者、双方にとって利用しやすいシステムをギフトパッドと共に構築し、令和5年度に第1弾、令和6年度に第2弾を実施しています。
〈お話を伺った方〉
広 島県 環境県民局 環境政策課
ネット・ゼロカーボン社会推進グループ
主査 鎌田 庸輔 様
主任 林 京佑 様
広島県 環境県民局 環境政策課
ネット・ゼロカーボン社会推進グループとは・・・
「2050ひろしまネット・ゼロカーボン宣言」に基づき、令和4年度に発足。産業部門や家庭部門など、県内の温室効果ガスの削減に向けた取り組みを行っている。家庭部門では省エネ効果が高いLED照明器具に着目し、ポイント還元による購入費支援などを実施。
「みんなで挑戦 未来につながる 2050(ニーゼロゴーゼロ)ひろしまネット・ゼロカーボン宣言」について
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/net-zero-carbon.html
─── 「ひろしまLED照明器具購入応援キャンペーン」の概要を教えてください。
林様 家庭の省エネ化を目的に、期間中にキャンペーン参加店舗で対象のLED照明器具をご購入いただいた広島県民の皆様に、購入金額に応じて電子マネーやポイントなどをプレゼントするキャンペーンです。対象品目のLED照明器具を購入したら、お店で申請チケットを受け取っていただき、チケットのQRコードを読み込んで申請していただきます。
申請の承認後、受取メールが届いたら「PayPay」や「Pontaポイント」「nanacoギフト」「Amazonギフトカード」などの電子マネーやポイントと交換できるという内容で、令和5年度から2年間続けて実施しています。
─── ギフトパッドの導入を決めたきっかけは?
鎌田様 第1弾の計画時に、公募型プロポーザルで多数の事業者様からご提案をいただきました。その中でギフトパッドさんにお願いした理由は、すでに多数の自治体の省エネ事業で導入された実績があり、自治体の案件ならではの課題解決に貢献していただけると感じたからです。
─── 今回のキャンペーンで、特に実現したかったのはどのような点でしたか?
林様 自治体のキャンペーンですので、老若男女問わず、さまざまな方が利用しやすいものにしたいと思いました。申請する県民の皆様だけでなく、参加店舗のスタッフの皆様にとっても分かりやすい内容である必要があります。
そのうえで、多くの方に喜んでもらえるものにしたかったので、ギフトパッドさんには他県での事例も随時、参考にさせていただきながら、事前の広報からシステム構築、人気のポイントの選定、事務局の設置とポイントの給付までお願いしました。
─── 特に課題となった点を教えてください。
林様 キャンペーンは、予算の上限に達した時点で終了となります。できるだけ多くの方に参加していただき、喜んでいただくためには、ギリギリまで募集しつつ、「せっかく購入したのに申請できなかった」ということがないようにしなければいけません。
そこで、ギフトパッドさんと綿密に連携し、申請状況のデータから、いつ上限に達するかの詳細なシミュレーションを行いました。それによって、キャンペーンの参加を前提としてLED照明器具を購入した方に、申請・ポイント交換まで行っていただくことができました。
結果として、新規事業でありながら、第1弾から目標の2万件を超える皆様に参加していただきました。アンケート調査では、「省エネについて考えるきっかけとなった」という回答が87%にのぼり、ミッションに対して一定の効果を得ることができたと思っています。
─── ギフトパッドの対応で魅力に感じた点を教えてください。
鎌田様 初めての取り組みでも混乱なく実施できたのは、他の自治体での実績のあるギフトパッドさんにお願いできたからこそだと思っています。
また、問い合わせのためのコールセンターも設置していただいたのですが、第1弾のときに比べ、第2弾では電話での問い合わせを大幅に減らすことができました。たとえば、第1弾では製品の型番を入力するのが大変だというお声があったのですが、第2弾ではある程度の項目を選択したら、自動で製品の候補が出てくるようになり、よりスムーズに申請できるようになりました。キャンペーンサイトも、よりシンプルでわかりやすくなったと好評です。こうした前年度の課題に対し、確実に改善するご提案をしていただけたのが良かったです。
林様 何か相談すると、いつも迅速に提案と実行をしていただけたのもありがたかったですね。第1弾のとき、ポイント交換対象期間を過ぎるとポイントの交換ができなくなってしまうのですが、キャンペーンの終了間際になって想定以上の未交換者がいることがわかったのです。ギフトパッドさんに相談したところ、SMSやハガキでのフォローアップを提案していただき、皆様に無事、期間内に交換していただくことができました!
─── 今後、ギフトパッドにどのようなことを期待されますか?
鎌田様 私たちが「こういう新しいことをしたい」と思っても、実践するには高いハードルがあります。ギフトパッドさんのシステムやノウハウを活用して、他の自治体でも住民の皆様に喜んでいただけるような事業が実施されることを期待しています。
─── 今回はお話いただきありがとうございました。
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