創業や周年記念、表彰などの際に、ギフトを贈る企業は多いものです。「自社でも福利厚生の一環として従業員にギフトを贈りたい」と考えている方もいるでしょう。そこで今回は、福利厚生で贈るギフトの予算相場やおすすめのギフトなどを紹介します。
まずは福利厚生で贈るギフトの予算相場を、シーン別に紹介します。
なお、福利厚生で従業員にギフトを贈るときは、金額に注意しましょう。創業記念などで1万円を超えるギフトを贈った場合、福利厚生費として認められず、給与課税の対象となることがあります。
永年勤続者に贈るギフトは「社会一般的にみて相当な金額」が条件とされており、高額過ぎる場合は福利厚生と認められない可能性があります。
「記念品としてふさわしいものにする」などのルールもあるため、事前に法律を確認した上で予算やギフトの内容を決定しましょう。
参考:
国税庁「法令解釈通達/給与等に係る経済的利益」
国税庁「No.2591 創業記念品や永年勤続表彰記念品の支給をしたとき」
社内イベントは、普段関わる機会が少ない従業員同士が交流し、社内のコミュニケーションが活性化するきっかけになります。従業員同士の関係が良くなれば、情報共有や課題解決がスムーズになり、生産性の向上につながります。
社内イベントの景品や優勝賞品などの予算の目安は、5,000円~10,000円程度です。賞品のあるイベントに加え、ハロウィンやクリスマス、新年のお祝いなど、季節を感じられるイベントを開催する手もあります。
ハロウィンならお菓子の詰め合わせ、クリスマスにはローストビーフのギフトなど、お菓子やグルメを贈るのも喜ばれるでしょう。
優れた業績をあげた従業員を表彰するときに、副賞として記念品を用意するのもおすすめです。従業員の努力を認め、感謝の気持ちを形として表すことでモチベーションアップにつながります。
業績表彰のギフトの予算は2,000円~30,000円程度が目安です。現金を贈呈する企業もありますが、記念品として贈るならカタログギフトが適しています。従業員が自身の好みや希望に合わせて商品を選択できるため、満足度の高い贈り物となります。
従業員のお祝いに企業からギフトを贈ることは、従業員満足度の向上に役立ちます。従業員満足度は生産性や離職率などに影響するため、積極的に取り入れることをおすすめします。
従業員のお祝いに贈るギフトの予算は5,000円~10,000円程度です。社長や上司からのメッセージを添えるとより気持ちが伝わり、企業への信頼も深まるでしょう。
ギフトの内容は、誕生日や結婚、出産、子どもの進学など、目的に応じて選ぶことが大切です。現金を渡す場合もありますが、スイーツやドリンクセット、タオルなど日常使いできるものも喜ばれます。
新入社員や退職者に対して、激励やこれまでの感謝の気持ちを表すためにギフトを贈ることもあります。従業員の入社・退職のギフトの予算は5,000円~30,000円程度です。
新入社員へのギフトは、名刺入れやボールペンといったビジネスシーンで長く活用できるアイテムが適しています。退職者へのギフトは、日用品やグルメ、旅行券など、退職後の生活に彩りを添えるものがおすすめです。
なお、一般的なギフトとして知られる靴下やハンカチは、「靴下=踏みつける」「ハンカチ=手切れ」という連想があるため、贈り物としては避けるべきです。
永年勤続表彰の際に、記念のギフトを贈る企業もあります。表彰制度とギフトの組み合わせを事前に周知することで、従業員の企業への帰属意識を高めることができます。
表彰の年数設定は企業によってさまざまで、5年から40年まで幅広く設定されています。ギフトの予算は10,000円~100,000円程度と、企業の規模や方針に応じて設定されることが一般的です。
永年勤続表彰で贈るギフトは、旅行券がおすすめです。長年の功労をねぎらう意味で旅行券を贈ることで、従業員に心身ともにリフレッシュできる機会を提供できます。
福利厚生のギフトを何にすべきか悩む方は多いでしょう。そこで、福利厚生で贈るおすすめのギフトを5つ紹介します。
福利厚生のギフトでよく選ばれるのが、普段自分では購入しにくいフードやドリンクの詰め合わせです。形に残らないので受け取りやすく、従業員の家族まで楽しめるというメリットがあります。
有名店のスイーツやコーヒー、高級食べ比べセットなどは、一般的に喜ばれやすい傾向にあります。また、事前に好き嫌いやアレルギーを確認した上で贈ることで、より深い思いやりや配慮が伝わるでしょう。
ただし、食品系のギフトは人によって好みが異なるため、選定には時間がかかりがちです。
使い道に困らないタオルセットも、喜ばれやすいギフトのひとつです。有名ブランドのタオルや素材にこだわったタオルなら、小さな子どもがいるご家庭でも安心して使用できます。
ただし、自宅に多くのタオルがある場合や、デザインや色が相手の好みに合わない場合は、喜ばれにくい可能性もあります。
非日常的な環境でリフレッシュできる旅行券も、福利厚生のギフトとして人気の商品です。ゆっくりと過ごしてもらうためにも、休暇とセットで贈ることをおすすめします。
注意点として、旅行券のなかには旅行会社への来店が必要なものもあります。遠方の店舗への訪問は受け取る側の負担となるため、事前に利用方法を確認し、オフィス近くの店舗やネットで利用できる旅行券を選びましょう。
カタログギフトは従業員が自分で好きな商品を選べるため、相手の好みがわからないときに最適です。商品を選ぶ楽しさも感じられて、満足度も高くなります。
グルメ特化や出産祝い特化、男性向けや女性向けなど、ジャンルや価格帯が豊富で、年齢や性別を気にせず贈れるのも大きな魅力です。
一方で、紙のカタログは持ち運びがしづらく、配送時にコストがかさむことがあります。また、ハガキでの注文手続きを手間に感じる従業員もいるため、運用時は考慮が必要です。
従業員の満足度や利便性を考慮するなら、デジタルギフトもおすすめです。デジタルギフトとは、オンラインで商品やギフト券、電子マネーなどを贈れるサービスを指します。
贈る側がギフトのデータが反映されたURLやコードをメールやSNSで送信し、受け取り側がそのURLやコードから申し込むと、商品やギフト券が届く仕組みです。店頭では、届いたコードを店員に提示して商品を受け取ることも可能です。
商品を購入しに行ったり、従業員の住所を調べて配送したりする手間がかからないのがメリットです。
ただし、贈る側と受け取る側の双方が、電子的なやり取りに慣れていないとスムーズに利用できない場合があります。
また、有効期限が設定されていることが多いため、従業員が受け取り損ねないよう周知しなければなりません。
デジタルギフトとは何か、より具体的に知りたい場合は下記の記事もご覧ください。
近年、福利厚生のギフトを贈る際に「Webカタログギフト」を利用する企業が増加しています。
Webカタログギフトとは、カタログギフトの商品選択・商品注文などがWeb上で手続きできるサービスです。紙のカタログのように在庫管理や配送手配、梱包作業をする手間がかからず送料も削減できます。
Webカタログギフトの「Giftpad ticket」では、カスタマイズ性に優れたオリジナルのWebカタログギフトを作れます。現物だけでなく、電子マネーやデジタルチケットを贈れるのも魅力です。
また、FAXやハガキでの注文受付も可能で、デジタルギフトとカタログギフトの良いとこ取りができます。福利厚生のギフトでお悩みなら、ぜひ一度お問い合わせください。
福利厚生のギフトを贈ることは、従業員満足度の向上や従業員との信頼関係構築などに効果的です。社内イベントや表彰、誕生日など、ギフトを贈る機会は豊富にあるため、ぜひ検討してみましょう。
福利厚生のギフトにはフードやタオル、旅行券などが選ばれやすいですが、最近はWebカタログギフトを活用する企業も増えています。
Webカタログギフトの「Giftpad ticket」は、福利厚生以外にもさまざまなシーンで活用可能です。導入まで丁寧にサポートいたしますので、ぜひお問い合わせください。
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